《LUMINAS / 光の振幅》は終了しました。
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安藤 孝浩  大竹 敦人 中野西 敏弘



 小さな隙間から光が射し込む地下室は、それ自体、ヒトの脳やこころの世界の
メタファーのようでもある。中野西敏弘は、蓄光塗料を塗った空間に映像や照明
を当てて、残像となった光が闇に消滅していく時間を現す。安藤孝浩は、センサ
ーなどの電気的なシステムによって、エネルギーの現象とともにある世界の磁場
にコンタクトする。ある場所の空をリアルタイムに本のなかに埋め込まれた液晶
モニターに映す作品のように。大竹敦人は、ガラス球や金属板を直接ピンホール
・カメラの写像が感光するフィルムにして、移り行く世界の姿を封じ込めてきた。
 〈光〉という世界自身のメディウムをめぐって、それぞれに現象との関わりを
究めていく3人が、暗箱カメラにも似たこの場所を感覚の体験から内観の場へと
編成していく。
                          鷹見明彦(美術評論家)

2002年9月9日(月)〜21日(土)日曜休廊
11:30〜19:00
東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02 〒150-0001
TEL/FAX:03・5775・2469
E-mail musee_f@omotesando-garo.com
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