■名   称:
The Road not Taken ‘05・京都 
「現代美術の風景」

■内   容:
若手現代美術作家による美術展(イン
スタレーション、絵画、写真、映像など)


■実施時期:
2005年4月30日(土)〜5月29日(日)
※会場により会期は異なります

■実施場所:京都
ギャラリーそわか、ゆりかご保育園、
Prinz Gallery、賀茂別雷神社(上賀
茂神社) 北神饌所(庁屋)、ホザナ園
京都福音教会旧付属幼稚園、石田大成
社ホール(以上6会場)


■展示作品の種類:
現代美術(インスタレーション、絵画、
写真、映像など)

■主催:
T.R.N.T 実行委員会

■共催:
ギャラリーそわか

■後援:
ゆりかご保育園、Prinz Gallery、
賀茂別雷神社、ホザナ園京都福音教会
企画趣旨:
 情報メディア発展にともない我々はいとも簡単に様々な情報や
コミュニケーション手段を入手でき、あたかも実体験したかのよ
うな錯覚に陥ることも少なくありません。そして美術においても
メディアの発展とともに新しい概念が生まれつつあります。この
展覧会はこのような現代において美術によるコミュニケーション
を通して実体験をいかに再認識する事ができるか、を起点に企画
しました。それは美術がもつ普遍性を検証しつつも、時代の変化
を常に意識することと言えます。さらに、この展覧会は各地域・
都市における若手アーティスト交流の活性化と開放的なネットワ
ークの構築、及び現代美術の紹介による創造普及活動をも目的と
しています。個人のみならず日本人としてのアイデンティティー
を問い、次代を担う芸術文化活動の創出も併せ持ちます。

展覧会内容(活動概要):
 The Road not Taken ‘05 の開催地は京都に設定しました。豊
かな史跡・文化財が残されていること、大都市のアートシーンの
中で行うよりもより地域文化との関わりや住民とのコミュニケー
ションが図れることを期待したからです。展示会場はギャラリー
そわか、妙心寺ゆりかご保育園、石田大成社ホール(関連企画)
のほか京都市の広範囲にわたる会場で若手現代美術作家による作
品展示を行います。参加作家は関西及び関東在住の若手現代美術
作家を中心に構成し、現代の情報メディア発展にともなう美術の
新しい概念構築について、時代の変化を常に意識しながら生きる
ことを共通項とし、美術がもつ普遍性を踏まえ検証します。また
関連企画として、アーティストトーク、ワークショップを予定し、
単に現代美術作品の紹介ではなく地域文化との関わりや住民との
コミュニケーションを前提とした活動として本展を開催します。

企画に至った経緯:
 2003年にアメリカ・バーモント州にて、日本人アーティ
スト7名により《The Road not Taken》と題した現代美術展が
開催されました。展覧会名はロバート・フロストの詩より引用さ
れ、そこに表明された主流に追随しない道を選ぶ生き方を前提と
して、アメリカにて日本人のアイデンティティーを問う試みであ
り、対テロ戦争に突入したアメリカに対して、価値観の多様性や、
自由の価値について、美術の立場からその態度を表明するもので
した。この企画は多方面から高く評価され、同じような問題意識

を持った意義のある展覧会が日本で行えないだろうかという考え
が生まれ、1年の準備期間を経て企画、開催地などを検討し本活
動が開始しました。

展示会場:下記の6会場
京都各所に点在する会場にて、その場所の特性を生かし、若手芸
術家によるインスタレーション、絵画、写真、映像など幅広い現
代美術の展示を行います。
・vol.1 ギャラリーそわか:広い会場を持ち、5つのスペースに分
   かれたギャラリー。
・vol.2 ゆりかご保育園:妙心寺境内に位置する保育園。
・vol.3 Prinz Gallery:カフェ、ブックストア、ギャラリーなどが
   集まった複合施設。
・vol.4 賀茂別雷神社(上賀茂神社)北神饌所(庁屋):世界文化
   遺産であり、寛永5年から現在まで続く神社。
・vol.5 ホザナ園 京都福音教会旧付属幼稚園:現在閉園している
   幼稚園跡。参加作家のイベント、ハプニング会場となる予定。
・vol.6 石田大成社ホール:石田大成社によるメセナ活動の拠点と
   して、多彩な企画展を展開している。関連企画として参加。
プレスリリース ダウンロード
  (trnt_press.pdf 4.5MB)